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3月11日、私は東京の、自宅から自転車で数分の友人の家に出かけていました。
2時半をまわり、おいとましようと玄関を出た時に、かすかな揺れを感じました。
地震だ、と思ったものの、それほど強くなさそうだしすぐに収まると思っていました。
でも、収まるどころか徐々に揺れは激しくなり、気が付いたら立っているのも難しくなって
その場にいた3人で、おびえた飼い犬を抱きしめながら座り込んでしまいました。
それでも、私の体感は全然軽かった。
あんな大惨事になっているとは、まったく考えもしなかった。
自転車に乗り、自宅へ向う途中で崩れた塀を見た時に
ただごとではないのだと、初めて胸がざわざわと騒いだのでした。

それから後のことは割愛します。
私の家族も親戚も、茨城県北から福島県に住んでいます。
なかには小さな子供もいます。
だけど、彼らはそこから離れることなく、いまでも暮らしています。

どこか、上の空で過ごした3ヶ月でした。
いろいろなことに忙殺されて、織りの仕事も満足に進んでいません。
それでも、生活の合間に糸を紡ぐこと、機を織ることで、
自分が生きていているんだということを気づかされ慰められています。

震災が起きた3月はまだ肌寒い季節。
計画停電で暖房も付けずに過ごす夜を助けてくれたのが
ホームスパンのブランケット。
軽くてあたたかい布を一枚纏うだけで、今まで暖房に甘えていた体が
しゃんと引き締まったのが忘れられません。
その時に、決めました。
12月の京都の展示会では、毛布を作ろう。
何かあった時には、これを一枚持っておけば安心。
そんな毛布を作りたい。
さあ、あと半年ないぞ!
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by hou-homespun | 2011-06-12 21:38