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唐突ですが、カーキが大好きです。
カーキというと人によってイメージする色にけっこう差がある色味。
私の好きなのは、スモーキーでブルーやグリーンを感じさせるグレイッシュなタイプ。。。って、なんだそりゃ、って感じですよね。
まあ、そのぐらいバリエーションがある色なんだと思います。

今日はお世話になっている工房で、2種類のカーキ染め。
ひとつは、ローズマリー生葉の鉄媒染。量が少なかったので色は薄めですが
ドライの葉と比べるとどこかフレッシュな透明感が。
もうひとつは、クロム媒染に渋木(しぶき)とヘマチンをかけた濃いめのモスグリーン。
大好きな色なのだけど、もう渋木が流通しなくなってしまうので
今回作るストールがこの色でできる最後のものになる。
流通しなくなる理由は、長い話なので割愛するけれど
面倒な手間のかかる手仕事をする人も減っているし
それをどうしても使いたい、という人も減っているということなんだと思う。

そうやって消えていくものは、きっといっぱいあったし、これからもあるんだろう。
今、話題の電子書籍の出現で、紙の本が消えてしまう日もくるのかしらん。
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by hou-homespun | 2010-06-22 21:47 | 制作ノート
週末、京都にでかけた。
11月に展示会をさせていただく恵文社 一乗寺店さんとの打ち合わせとか
私がいつも原毛を買っているポンタさんとお会いするため。
ポンタさんにはちょうど英国羊毛が入荷していたので、今年の羊の様子を事情聴取。
よいよい!よい感じの子たちがいっぱいだ!
どの子が家にやって来るか、まだ分からないけど、俄然やる気満々。わくわくしてきた。

今回の京都は、今まで行こうと思ってたけど機会の無かった店に行くことにした。
というわけで出かけてきたのが千本今出川の喫茶「静香」
素晴らしい。店の内装も、ちいさいちいさいおばあちゃんも、かわいくてたまらん。
メープルシロップ(本物じゃないよなあ…)に浮かぶホットケーキの上には、
おばあちゃん考案の、まんまるバター(本物じゃないよなあ…)。
朝8時半、お客は私だけ。この場所、ひとりじめ。

京都の人は、なんしかパリの人に似とるね。というのが今回の旅で感じたこと。
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by hou-homespun | 2010-06-17 22:12 | 制作ノート
このまえ、ルーシー・リー展を見に行ってきたんだ。
何度見ても、やっぱりすごく好き。かっこよすぎる。
私は何かすごいものを見たり読んだりすると
いつも胸の辺りがぎゅーっとなる。息も上がる。
最近だと、このルーシーの展示と、
松本大洋の竹光侍の最終巻がそんなかんじだったな。
ルーシーは、見終わった後にすごいやる気が出てきて
作りたいものがどんどん浮かんできた。
芍薬のはずのピンクのマフラーも、織り始めたら、いつの間にか
ルーシーにインスパイアされて様子が変わってきた。

初めからあまりデザインを決めすぎないで
その時の気分に任せてみてもよいかな、と思って織っている。
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by hou-homespun | 2010-06-11 23:23 | 制作ノート
織り上がった4枚を縮絨する。
縮絨とは、最後の仕上げ。織り上がったものは、まだ布ではなくて「糸」の状態。
それを、お湯に通したり、足で踏んだり、もんだり、伸ばしたり、
叩いたりして、ようやく1枚の布になっていく。その過程のことを言います。
最近、特に感じるのが、ホームスパンというのは、糸作りまでが4割、織りが1割、縮絨が5割くらいの比重なんじゃないかってこと。だから加減が難しい。
経糸(たていと)と緯糸(よこいと)の重なりだったものが
だんだん絡み合って、くっついて、ある瞬間、ふわあっと起毛する。
それはドラマチックな変化なのです。

しかーし。私は縮絨が苦手! 中腰での仕事が多くて、あたたたあ!
ついつい溜めてしまうのです。
でも、こうして仕上がったものを見るたびに
反省するところはいっぱいあるけど
布に出来てよかったなあ、また作りたいなあ、という気になるから面白い。
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これが縮絨前。まだ糸の感じが残っている。
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by hou-homespun | 2010-06-04 00:30 | 制作ノート